WIRES-Xポータブルデジタルノード機能追加について
- 2018/05/25
- 00:00
八重洲無線より『WIRES-Xポータブルデジタルノード機能』のアナウンスがありました。 下記の通り。
//////◆ WIRES-Xポータブルデジタルノード機能追加のご案内 ◆//////
八重洲無線株式会社は、WIRES-Xの追加機能として「ポータブルデジタルノード機能」を搭載したファームウェアリリースを行うことになりましたのでご案内いたします(対象機種:FTM-400XD、FTM-100D、FT2D)。
このファームウェアアップデートにより、対象モデルには「HRIモード」が加わり、C4FMトランシーバーとPCの直接接続によるノード基地局の設定が可能となります。インターネット接続用キットHRI-200及びそれを介したポート解放作業などは不要です(C4FMトランシーバーとPCの接続には専用のケーブルが必要です。詳細情報は追ってリリースします)。
「ポータブルデジタルノード機能」の追加により、旅行先での宿泊施設、空港、車両、WiFiアクセスポイントなどから、WiRES-Xノード局及びルームへの接続が可能となり、従来のHRI-200を介したノード基地局による楽しみ方に加え、より簡易的にまた機動的にWIRES-Xをお楽しみいただける環境が整います(ポータブルデジタルノード機能を利用した際、送信モードはC4FMデジタルのみ利用可能です)。
本機能を追加したファームウェアは、2018年7月にリリース予定です。
hamlifeさんのWEBより

① HRI-200が不要になる
これまで約2万円を支払いHRI-200を購入する必要があったため、今後は不要になります。
無線機内のソフトだけで実現できてしまうのであれば、HRI-200は何だったのだろうと言う気持ちもありますが(技術的にはサウンドーカードみたいな物だった?)、進化しているので喜ばしいことです。
② ポート開放作業が不要になる
これまでポート開放に関しては、多くの局が悩まされてきました。
・グローバルIPの割り当てが得られるプロバイダーである必要があった
・ルーター自体にポート開放設定ができる機能が備わっている必要があった
・ルータ設定をできる技量が必要だった
それらがすべて解決されるのでしょう。
直接の記述はありませんでしたが、ポート開放作業が不要になるという事は、グローバルIPアドレスが不要になると理解しました。
③ 変わらないいと思われる事
記述されていないので断定できませんが、下記は変わらないと思われます。
・ 1個人局あたり1ノード登録のみとする制限
これまで八重洲無線殿が上記制限を変えずに社団局での登録を推奨してきたことから、急に方針を転換できるとは考えられません。
・ ノードには無線機が必要
・ ノードアクセスは、ノード無線機ではなく別に1台の無線機が必要
こちらは、八重洲無線殿より公開されている図からも判断ができます。 つまりノード無線機のマイクから直接Wiers-Xネットワークには入れないという事です。
④ 気になる点
今回の発表では「ポータブルデジタルノード機能」と書かれています。ということはアナログノードは今回のファームアップでは設置できないという事でしょうか。 そう読み取れました。
⑤ 今後の変化
さて、今後ですが、今回の新機能によって将来起こることを勝手に予測すると、
A: HRI-200の売り上げが落ちる(新規ノード開設局は購入しないため)
B: HRI-200の販売中止の案内が数ヵ月後にある(不要になるため、ただしアナログ機接続が閉ざされる)
C: 既存のHRI-200が余って中古市場に徐々に出回る、値崩れも考えられる、新品も値下がりする
D: 既存のHRI-200の活用が進む
E: 旅行先での宿泊施設、空港、車両での運用が増える(八重洲殿の案内より)
今後デジタルノードを立ち上げる方は、今回の機能が中途半端ではなくHRI-200の機能をすべて実装されているのであれば、間違いなくHRI-200を使わないでしょう。 それにより当然HRI-200の売り上げは落ちます。(A)
既存のノード開設局としては、既にシステムを構築しているので、ファームウエアアップグレードやWindowsアプリのアップグレードが必要になるので、当初は手間がかかると躊躇すると思います。しかし、いずれ、HRI-200無しに運用する局が増えてくると他の局も追随しHRI-200無し運用に切り替えていくと思います。
将来的には、HRI-200を製造するメリットが八重洲無線殿としてなくなるので、〇月〇日をもって製造中止とさせて頂きますといった案内がされるのではないでしょうか。 (B) この時点になれば、アナログノード開設の選択肢を閉ざす判断はできないと思うので、無線機だけでアナログノードも実現できるようになっていると思われます。
上記が進むと、、HRI-200が余るので何か活用できないかというアマチュアらしい考えも出てくると思っています。(C、D)
例えばですが、
既存のHRI-200を含めたノードはポート開放を含め完了済なので、無線機を取り除き、アナログポートに直接マイクを接続する『簡単ワイヤーズ、マイク直付け』方式としてしまう。 これだけですと、これまで無線カバレッジを持っていたノード局の役目が終わってしまいます。 そこで、 余った無線機をアップグレードし、ポケットWifiルーターを購入し格安SIMを入れ、スティックPCなどを組み合わせ、これまで運営してきたような無線カバレッジのあるノードを構築する。 ただし、社団局免許を得る必要があります。
上記により、これまでの様に無線カバレッジをもったデジタルノードを残しつつ、マイノードも楽しめるようになるのではないでしょうか?
最後に(E)、今回の発表に『旅行先での宿泊施設、空港、車両での運用が増える(八重洲殿の案内より)』がありました。つまり、グローバルIPもポート開放も不要になったから、ネット環境があれば、どこでもノードが開設でき、そうなると、『旅行先での宿泊施設、空港、車両での運用が増える』というロジックだと思います。車両ならともかく、宿泊施設、空港、などに無線機2台(ノード用、アクセス用)それら様のしっかりとした電源、そしてダミーロードを持ち込む方がどれだけおられるのでしょうか? そこまでするなら、簡単ワイヤーズにポケットWifiとかC4FMハンディーを持参してパブリックノードを探すなどといった方法を選択するのではないでしょうか。 このユースケースの記述は違和感がありました。ちょっと無理がある気がしたのは私だけでしょうか? 国内の宿泊施設ならば前述の無線機2台電源アッテネーターを持ち込めば確かにノードが作れますが、海外の宿泊施設では厳しきがします。何しろ無線機を持ち込まないといけないわけですし、リスクが高すぎます。
⑥ まとめ
今回の『WIRES-Xポータブルデジタルノード機能追加』は、素晴らしい進化であります。 八重洲殿に感謝しましょう。
・HRI-200不要!
・ポート開放不要!
PS: 八重洲無線殿へ: いつも誠実に対応くださり感謝します、、、神様仏様は見ておられます。
//////◆ WIRES-Xポータブルデジタルノード機能追加のご案内 ◆//////
八重洲無線株式会社は、WIRES-Xの追加機能として「ポータブルデジタルノード機能」を搭載したファームウェアリリースを行うことになりましたのでご案内いたします(対象機種:FTM-400XD、FTM-100D、FT2D)。
このファームウェアアップデートにより、対象モデルには「HRIモード」が加わり、C4FMトランシーバーとPCの直接接続によるノード基地局の設定が可能となります。インターネット接続用キットHRI-200及びそれを介したポート解放作業などは不要です(C4FMトランシーバーとPCの接続には専用のケーブルが必要です。詳細情報は追ってリリースします)。
「ポータブルデジタルノード機能」の追加により、旅行先での宿泊施設、空港、車両、WiFiアクセスポイントなどから、WiRES-Xノード局及びルームへの接続が可能となり、従来のHRI-200を介したノード基地局による楽しみ方に加え、より簡易的にまた機動的にWIRES-Xをお楽しみいただける環境が整います(ポータブルデジタルノード機能を利用した際、送信モードはC4FMデジタルのみ利用可能です)。
本機能を追加したファームウェアは、2018年7月にリリース予定です。
hamlifeさんのWEBより

① HRI-200が不要になる
これまで約2万円を支払いHRI-200を購入する必要があったため、今後は不要になります。
無線機内のソフトだけで実現できてしまうのであれば、HRI-200は何だったのだろうと言う気持ちもありますが(技術的にはサウンドーカードみたいな物だった?)、進化しているので喜ばしいことです。
② ポート開放作業が不要になる
これまでポート開放に関しては、多くの局が悩まされてきました。
・グローバルIPの割り当てが得られるプロバイダーである必要があった
・ルーター自体にポート開放設定ができる機能が備わっている必要があった
・ルータ設定をできる技量が必要だった
それらがすべて解決されるのでしょう。
直接の記述はありませんでしたが、ポート開放作業が不要になるという事は、グローバルIPアドレスが不要になると理解しました。
③ 変わらないいと思われる事
記述されていないので断定できませんが、下記は変わらないと思われます。
・ 1個人局あたり1ノード登録のみとする制限
これまで八重洲無線殿が上記制限を変えずに社団局での登録を推奨してきたことから、急に方針を転換できるとは考えられません。
・ ノードには無線機が必要
・ ノードアクセスは、ノード無線機ではなく別に1台の無線機が必要
こちらは、八重洲無線殿より公開されている図からも判断ができます。 つまりノード無線機のマイクから直接Wiers-Xネットワークには入れないという事です。
④ 気になる点
今回の発表では「ポータブルデジタルノード機能」と書かれています。ということはアナログノードは今回のファームアップでは設置できないという事でしょうか。 そう読み取れました。
⑤ 今後の変化
さて、今後ですが、今回の新機能によって将来起こることを勝手に予測すると、
A: HRI-200の売り上げが落ちる(新規ノード開設局は購入しないため)
B: HRI-200の販売中止の案内が数ヵ月後にある(不要になるため、ただしアナログ機接続が閉ざされる)
C: 既存のHRI-200が余って中古市場に徐々に出回る、値崩れも考えられる、新品も値下がりする
D: 既存のHRI-200の活用が進む
E: 旅行先での宿泊施設、空港、車両での運用が増える(八重洲殿の案内より)
今後デジタルノードを立ち上げる方は、今回の機能が中途半端ではなくHRI-200の機能をすべて実装されているのであれば、間違いなくHRI-200を使わないでしょう。 それにより当然HRI-200の売り上げは落ちます。(A)
既存のノード開設局としては、既にシステムを構築しているので、ファームウエアアップグレードやWindowsアプリのアップグレードが必要になるので、当初は手間がかかると躊躇すると思います。しかし、いずれ、HRI-200無しに運用する局が増えてくると他の局も追随しHRI-200無し運用に切り替えていくと思います。
将来的には、HRI-200を製造するメリットが八重洲無線殿としてなくなるので、〇月〇日をもって製造中止とさせて頂きますといった案内がされるのではないでしょうか。 (B) この時点になれば、アナログノード開設の選択肢を閉ざす判断はできないと思うので、無線機だけでアナログノードも実現できるようになっていると思われます。
上記が進むと、、HRI-200が余るので何か活用できないかというアマチュアらしい考えも出てくると思っています。(C、D)
例えばですが、
既存のHRI-200を含めたノードはポート開放を含め完了済なので、無線機を取り除き、アナログポートに直接マイクを接続する『簡単ワイヤーズ、マイク直付け』方式としてしまう。 これだけですと、これまで無線カバレッジを持っていたノード局の役目が終わってしまいます。 そこで、 余った無線機をアップグレードし、ポケットWifiルーターを購入し格安SIMを入れ、スティックPCなどを組み合わせ、これまで運営してきたような無線カバレッジのあるノードを構築する。 ただし、社団局免許を得る必要があります。
上記により、これまでの様に無線カバレッジをもったデジタルノードを残しつつ、マイノードも楽しめるようになるのではないでしょうか?
最後に(E)、今回の発表に『旅行先での宿泊施設、空港、車両での運用が増える(八重洲殿の案内より)』がありました。つまり、グローバルIPもポート開放も不要になったから、ネット環境があれば、どこでもノードが開設でき、そうなると、『旅行先での宿泊施設、空港、車両での運用が増える』というロジックだと思います。車両ならともかく、宿泊施設、空港、などに無線機2台(ノード用、アクセス用)それら様のしっかりとした電源、そしてダミーロードを持ち込む方がどれだけおられるのでしょうか? そこまでするなら、簡単ワイヤーズにポケットWifiとかC4FMハンディーを持参してパブリックノードを探すなどといった方法を選択するのではないでしょうか。 このユースケースの記述は違和感がありました。ちょっと無理がある気がしたのは私だけでしょうか? 国内の宿泊施設ならば前述の無線機2台電源アッテネーターを持ち込めば確かにノードが作れますが、海外の宿泊施設では厳しきがします。何しろ無線機を持ち込まないといけないわけですし、リスクが高すぎます。
⑥ まとめ
今回の『WIRES-Xポータブルデジタルノード機能追加』は、素晴らしい進化であります。 八重洲殿に感謝しましょう。
・HRI-200不要!
・ポート開放不要!
PS: 八重洲無線殿へ: いつも誠実に対応くださり感謝します、、、神様仏様は見ておられます。
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