仮称: ハンディーQSOパーティー① 検討
- 2019/08/14
- 04:51
<背景>
アマチュア無線をやられている方は、ハンディー機を持っておられる方が多いです。 しかしながら、使う機会と言えば、ハムフェーとかアマチュア無線のイベント程度という方が多いのではないでしょうか。 かくいう私も例外ではありません。
最近ではスマホで連絡を取り合うのでさらに利用頻度が下がっていると思います。もちろん、移動運用などをアクティブにされる方は、山からハンディーを使って運用されている方もおられるとは思いますが、全体からしたら少数なのではないでしょうか。
<モチベーション>
ハンディー機を使いたい!と思っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか? いや、多いに違いないという前提にたって書いています。せっかくハンディー機を持っているのでもっと活用したいと思いませんか? ハンディー機で離れた仲間と交信できるのはとても楽しいものです。 特に固定機やモービル機では実現できない、歩行しながらの交信ができるのがハンディー機の強みであり楽しさではないでしょうか。 無線を始めたころに、周りの目など気にせずに仲間とハンディー機で無線ごっこを楽しんだOMも多いのではないでしょうか? そこで、常日頃とまでは無理だとしても、1年に1回くらいは童心に帰って思いっきりハンディー機で遊べるイベントがあれば素晴らしいなと思った次第です。
<検討時に考慮したい点>
・1局交信では寂しい。ハンディー機でなるべく多くの局と交信したい。
・1日中だらだらではなくある時間帯に集中して楽しみたい。
忙しい人は1-2時間参加でも楽しめるようにしたい。
・ハンディー機らしく、歩きながらや立った状態で楽しみたい。
・競争を意識するようなことは取り入れない(順位付け)
・寒すぎて風邪をひくような事はしたくない
・比較的多くの局が参加できる日時を設定する
・炎天下、熱中症で倒れるような時間帯には行わない
・トラックなどの違法無線が少ない日時を設定する
・アマチュア無線ならではの事を含めたい
・シンプルに楽しむためにレピーターやIP網は使わない
・QSLカードに関する物議が起きない様に更新時にはカード交換の話題を出さない
『都度断る辛さを与えないように配慮する』
・初回はニッチではなくメジャーな部分のみとする(あのバンドも、あのモードも、自作機も・・、は無し)
デジタルやったら楽しいのは分かる、自作機やったら楽しいのはわかるw
・あれもこれもと入れすぎない、なるべく絞ってシンプルにしたい
・運営に手間・時間・人をかけないで済むようにしたい(ログ提出無し?参加賞各自自作)
<検討: ルールなど>
競争ではないので、コンテストとは異なる形式とするべきだと思います。従って、フィールドでハンディー機を片手に交信を繰り返すQSOパーティー方式が良いと思いました。
ハンディー機同士で交信できるのも楽しいのですが到達距離の問題から交信局数が限られて頭打ちになると結果として寂しいQSOパーティーになってしまうので、固定局にも参加頂いて固定局⇔ハンディー移動局の交信もありにした方が盛り上がると思っています。固定局も数多く参加できるというのはアマチュアならではだと思います。
交信相手のイメージは下記の通りが良いと思いました。

固定局側も日頃交信相手として少ないハンディー運用局と交信できるのは楽しいと思います。 自分の固定設備を使ってこんなに離れた徒歩ハンディーと交信できるんだ!と感動できると思います。また固定ならではの、インターネットGoogleマップなどで相手の場所を特定したり距離を確認したりするのも楽しいです。電波が弱くギリギリで交信をするスリルも味わえるかもしれません。
ハンディー機で徒歩の場合、現在地をより詳しく伝える事ができます。『JR●●駅東口の交番の横におります!』これって楽しいですよね。 ハンディー同士で相手の土地に詳しくないと分かりにくいですが固定側だと聞いた情報をリアルタイムにGoogleマップなどに入れて確認できて楽しいと思います。 ハンディー側が現在地を詳細に伝えるような仕組みが入れられたら盛り上がるだろうなと思います。
ハンディー側は、1つの場所に留まってCQ出したり呼びまわったりすると、通常の移動運用の様になってしまいます。それもありですが、できれば歩き回った方が楽しくなる仕組みがあった方が良いです。なんらかのルールで、移動(徒歩など)を促進する事ができれば尚よいかなと思っています。
例えば、
>>ハンディー局が徒歩10分以上移動した場合には、同じ局と交信してもOK
複雑になってはいけません。距離を持ち出すと大変です。
気軽に参加できる方が良いに決まっています。 機材を何時間もかけて用意して自動車に積み込み、何時間もかけて移動する・・・というのは避けた方が良いと思っている。そういう意味では、『常時場所から徒歩圏内での参加』というのが理想だと思いました。
ハンディー機を前提としていますが、方からぶら下げたポータブル機でも歩行ができるのであれば問題無いと思います。FT-817/818などは十分対象になるでしょう。懐かしのFT-290とかに登場してもらっても良いのではないでしょうか。もちろんモービル機や固定機をポータブルやハンディーに改造して徒歩で使える状態にできればOKでしょう。
バンドについては、多くのバンドを使うと多くの方のニーズを取り入れられますが、一方で、参加者が分散してしまい、勢いがなくなります。 そういう意味では、多くの局がQRVできる144MHzと430MHzに絞ります。1エリアのみを考えると430のみに絞るのが良いですが、他のエリアでは144がメジャーなので、両方を対象とします。IC-7300効果で1200MHzのアクティビティーも増えてきているので、将来は1200MHzを含めるのも良いかもしれません。モードに関してはアナログFMのみとします。デジタルモードについては、将来含めましょう。
徒歩の移動時に、公共の交通機関、自転車の利用はOKとするのがよいでしょう。
<検討: 時期、時間、等>
時期については、真夏や真冬はNGだと思います。真夏は暑くて熱中症になってしまうかもしれません。 真冬は寒くて指先が痛くてログメモも取れませんし無線機もさわれません。風邪をひいてしまうかもしれません。そうなると秋か春になります。
違法局からの妨害に弱いので、違法局が出没する曜日を避けた方が無難です。そうなると、土日、とくに日曜日が良いと思います。
時間帯は、お昼間ですと、なにかと家族サービスとかに影響し避けられる方もおられます。また、日中帯ですと比較的人の出も多く人目が気になる事も正直あります。もちろん後ろめたい事はしていません。 そういう意味では、 6:00~9:00といった設定が良いのかなと思いました。早朝を好む方には都合がよいですし、早朝参加が事情によりできない方も9時まで時間を設定すれば参加できると思われます。あまり時間が長すぎても、相手がいなくて疲れて終わりというのはよろしくありません。
<どんな事が起きるか>
ハンディ―局は開始と同時にCQ局がいないか探しに行きますよね。固定局は遠方まで届くので、固定局のCQが入感して交信を始めるのだと思います。交信中もしくは交信を終えたら徒歩で移動していきます。 別のCQを見つければ交信をしていくでしょう。しばらく時間が経過したら、先ほど交信した局に再度お声がけをします。 どの辺まで移動したかなどを伝えます。 そのうち相手がいなくなってきたら、歩きながらCQを出してみます。電波の飛びは良くないので根気強くCQを出します。数局呼ばれるかもしれません。そうこうしているうちに、別の固定CQを見つて交信したり、時間が経過して既に交信した局に再度お声がけなどをします。こんな感じで楽しんでいきます。運が良いと、ハンディー機でCQ出されている局に遭遇します。 自分も呼ばれる様に歩道橋の上とか高台の公園などに徒歩で移動していってCQ出して交信したりします。
固定局の場合も開始と同時にCQ局がいないかを探す局が多いと思います。ただ、CQ局がいても固定局であったりするので、CQをRUNする事にします。そうするとハンディー局から呼ばれ始めます。思いがけない遠くから呼ばれてビックリしたりするのかもしれません。ハンディー局の位置をGoogleマップで確認したりして楽しみます。交信をしている間、他のハンディー局がおそらく見つけているでしょう。交信が終わり次第呼ばれてプチパイルになるのかもしれません。 ハンディー局が移動され再度呼んできてくれるでしょう。
<その他>
企業に協賛してもらえればさらに盛り上がるのではないでしょうか。 ヤエス、アイコム、ケンウッド、アルインコ、等です。ハンディー機の売り上げに寄与するのではないでしょうか? 景品を出して頂くよりは、企業のクラブ局で固定局側を運用して盛り上げに協力してもらうのが一番だと思います。賑やかになるのが一番です。とはいえ、色々妄想が広がり条件を付けすぎると動かなくなるので、こういった事は無しでもできるようにするべきかなと考えます。
いかがでしたか? 童心に帰れそうでしょうか?
青空の公園にハンディー片手で出ていき、スイッチをONにしてみたら、チャネルの空きが無いくらいハンディー局がワイワイガヤガヤ出てたらどうでしょうか?楽しくないですか?ハンディー片手に10kmも先の局と話ができたら楽しくないですか?
部屋にこもってパソコンとにらめっこしている姿を見てアマチュア無線をやりたいと言わなかったセカンドさんも、青空のしたで楽しくハンディー交信している姿を見れば、きっと『僕もやりたい!』というでしょう。お年寄りはウォーキングのきっかけにもなり健康的です。毎日ウォーキング交信したり、ウォーキングロールコールなんていうのがはじまるかもしれません。
次は、規約に落とし込んでみようと思います。 あくまで想像で楽しんでいます。
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