⑲ おかもち無線機 熱の処理
- 2021/06/03
- 23:55
おかもちに出力50Wの無線機を入れるのにもかかわらず、放熱の事を全く考えておりませんでした。
ツイッタ仲間から『熱はどうすんの?』と聞かれて気が付きました。
おかもちは、構造上、各階がベニヤ板で分離されております。 したがって、FT-857が入居する『おかもち2階』に熱がこもる事になってしまいます。
さらにツイッタ仲間からは、『おかもちは、そもそも冷えたらマズイ物を運ぶんだろ!』とのごもっともな突っ込みも頂きました。 確かに、、そうでした!
そこで考えました。
① 何もしない
おかもち自体は熱伝導率が比較的高いアルミで作られております。さらにおかもちは大きいです。したがって、何もしなくてもおかもち全体に熱が伝わり外部に熱が放出されると考えられます。この方法が優れているのは、おかもち本体に穴をあける必要が無い事です。ただ、おかもち本体だけで熱交換ができるのか不安があります。そんな簡単にはいきませんよね。。だって『おかもちは、、暖かいお品を冷めないように運ぶ物』なのですから・・・
おかもちに穴あけ: 不要
ファンなど追加部品: 不要
リスク: 高い

② ファンを取り付ける
どこかにファンを取り付けて、強制的に吸気させ、排気させる方法です。この方法は一番確実です。難点は、おかもち本体に穴をあけなければならない点です。見た目が悪くなる事と、おかもち本体のアルミは薄いので強度面にも影響してしまうのではないかと心配になります。さらにファンを余計に取り付けなければならなくなります。 おまけに・・ 将来無線機を変更したり、無線機を入居させる階が変わると対応できない事になってしまいます。
おかもちに穴あけ: 必要
ファンなど追加部品: 必要
リスク: 低い

③ 吸気排気口をフロントパネルに開ける
FT-857は全面から吸気し、背面から排気する構造になっています。おかもちに設置したFT-857前面部分のおかもちに穴をあけて、FT-857の背面部分のおかもちに穴をあけると、ファンを取り付けることなく冷却ができそうです。ただし、おかもちに穴をあけなければなりません。できればやりたくないです。
そこで、考えたのは、おかもち無線機階のフロントパネルの左右に、吸気と排気の穴をあけてあげる方法です。今回、FT-857を横置きしています。おかもち正面から見て、右側が無線機全面で、左側が無線機背面です。という事は、おかもちフロントパネルの右側と左側に空気が通る穴をあけてあげれば、他の箇所は塞がれているので、無線機のファンにより流れができて冷却できるのではないかと考えました。

この方法であれば、おかもちに穴をあける必要がありませんし、余計なファンを取り付ける必要もなくなります。必要があれば、3Dプリンタを使って小さなダクトを作ってしまえばOKです。(3Dプリンタ大活躍w)
おかもちに穴あけ: 不要
ファンなど追加部品: 不要
リスク: 低い

検討の途中で知ったのですが、FT-857本体の吸気口は無線機前面にあるという事は前にも書きましたが、フォロントパネルを取り付けると、前面の上に空いた小さな穴からのみ吸気をする様です。すごく小さいんです。これでも設計上問題ないのですね。。

ということで、
結論として③の『吸気排気口をフロントパネルに空ける』方法を採用する事にしました。
とりあえず現時点で最適な解決策を選択したと思います。
現在、パネルを作成中です。別途お披露目いたします!
つづき→
ツイッタ仲間から『熱はどうすんの?』と聞かれて気が付きました。
おかもちは、構造上、各階がベニヤ板で分離されております。 したがって、FT-857が入居する『おかもち2階』に熱がこもる事になってしまいます。
さらにツイッタ仲間からは、『おかもちは、そもそも冷えたらマズイ物を運ぶんだろ!』とのごもっともな突っ込みも頂きました。 確かに、、そうでした!
そこで考えました。
① 何もしない
おかもち自体は熱伝導率が比較的高いアルミで作られております。さらにおかもちは大きいです。したがって、何もしなくてもおかもち全体に熱が伝わり外部に熱が放出されると考えられます。この方法が優れているのは、おかもち本体に穴をあける必要が無い事です。ただ、おかもち本体だけで熱交換ができるのか不安があります。そんな簡単にはいきませんよね。。だって『おかもちは、、暖かいお品を冷めないように運ぶ物』なのですから・・・
おかもちに穴あけ: 不要
ファンなど追加部品: 不要
リスク: 高い

② ファンを取り付ける
どこかにファンを取り付けて、強制的に吸気させ、排気させる方法です。この方法は一番確実です。難点は、おかもち本体に穴をあけなければならない点です。見た目が悪くなる事と、おかもち本体のアルミは薄いので強度面にも影響してしまうのではないかと心配になります。さらにファンを余計に取り付けなければならなくなります。 おまけに・・ 将来無線機を変更したり、無線機を入居させる階が変わると対応できない事になってしまいます。
おかもちに穴あけ: 必要
ファンなど追加部品: 必要
リスク: 低い

③ 吸気排気口をフロントパネルに開ける
FT-857は全面から吸気し、背面から排気する構造になっています。おかもちに設置したFT-857前面部分のおかもちに穴をあけて、FT-857の背面部分のおかもちに穴をあけると、ファンを取り付けることなく冷却ができそうです。ただし、おかもちに穴をあけなければなりません。できればやりたくないです。
そこで、考えたのは、おかもち無線機階のフロントパネルの左右に、吸気と排気の穴をあけてあげる方法です。今回、FT-857を横置きしています。おかもち正面から見て、右側が無線機全面で、左側が無線機背面です。という事は、おかもちフロントパネルの右側と左側に空気が通る穴をあけてあげれば、他の箇所は塞がれているので、無線機のファンにより流れができて冷却できるのではないかと考えました。

この方法であれば、おかもちに穴をあける必要がありませんし、余計なファンを取り付ける必要もなくなります。必要があれば、3Dプリンタを使って小さなダクトを作ってしまえばOKです。(3Dプリンタ大活躍w)
おかもちに穴あけ: 不要
ファンなど追加部品: 不要
リスク: 低い

検討の途中で知ったのですが、FT-857本体の吸気口は無線機前面にあるという事は前にも書きましたが、フォロントパネルを取り付けると、前面の上に空いた小さな穴からのみ吸気をする様です。すごく小さいんです。これでも設計上問題ないのですね。。

ということで、
結論として③の『吸気排気口をフロントパネルに空ける』方法を採用する事にしました。
とりあえず現時点で最適な解決策を選択したと思います。
現在、パネルを作成中です。別途お披露目いたします!
つづき→
- 関連記事
-
-
㉖ おかもち無線機 7MHzマッチングボックス 回路の検討
-
㉕ おかもち無線機 重量
-
㉔ おかもち無線機 7MHzマッチングボックス 検討
-
㉓ おかもち無線機 NanoVNAで再測定
-
㉒ おかもち無線機 (素状態でのチューニング)
-
㉑ おかもち無線機 アンテナ切替器
-
⑳ おかもち無線機 1階部分
-
⑲ おかもち無線機 熱の処理
-
⑱ おかもち無線機 M型コネクターの取り付け
-
⑰ おかもち無線機 外部スピーカー
-
⑯ GoKit おかもち2階 無線機部屋
-
⑮ GoKit おかもち3階のパネルを作りました
-
⑭ GoKit バッテリーの固定
-
⑬ GoKit バッテリーの選定
-
⑫ GoKit アンテナ特性をNANOVNAで測定してみた
-