㉓ おかもち無線機 NanoVNAで再測定
- 2021/06/11
- 07:24
以下の理由によりNanoVNAで再測定をしてみました。
① 前回取得したデータが誤っている可能性がある
② ローバンドでの詳細データ取得
③ おまけでカウンターポイズ付きの測定
朝早くに起きてコマーシャル前に公園に行ってきました。
天気はFBです。今回の試験とは直接関係ないですが、カウンターポイズ線も付けた簡易な試験をしました。

アップ! 先日作った撮影フードも忘れずに持ってきました。

まず、前回測定した結果です。
測定環境
① おかもち内蔵5.6mロッドアンテナ(40センチはおかもち内)
② 公園の石のオブジェ(地面から50cm高)の上に乗せる
③ アース、カウンターポイズ、などはなし
(おかもち自体はアースシート並みに面積がありますが・・)
④ NanoVNAはVAJさん推奨設定(HF~50MHz帯)
⑤ ロッドアンテナとNanoVNAは
50センチ長のBNC-BNCケーブルで接続

実は若干気になる点がありました、7MHzの場合、波長に比べてロッドが短いので、R部分はもっと小さな値になるはずだと思ったのです。 NanoVNAのスクリーンショットの[1]がおおよそ7MHz付近です。こちらの結果は、Z=102-j120を示しています。おかもちシャーシ(G)などの値は入れていません。
そこで、MMANAでシミュレーションしてみました。値が近ければ安心できます。しかし、そこで得られた結果は、Z=6.14ーj348.04でした。


実測: Z=102-j120
MMAAN: Z=6.14ーj348.04
全く異なる様に思えます。
実測値を優先させるべきだとは思いますが、何か測定を間違えたのかと思うようになりました。そこで、再測定をしてみました。
測定環境(2回目)
① おかもち内蔵5.6mロッドアンテナ(40センチはおかもち内)
② 公園の地面に直置き
③ アース、カウンターポイズ、なをありと無し
④ NanoVNAはVAJさん推奨設定(HF、7MHzのみ)
⑤ ロッドアンテナとNanoVNAは
50センチ長のBNC-BNCケーブルで接続
『全バンドスイープと7MHzのみスイープの2パターン X カウンターポイズあり無しの2パターン合計4パータン』での測定をしています。
前回と同様のNanoVNA設定で測定条件も同じ(置き場が違うだけ)

前回と同様のNanoVNA設定でカウンターポイズ10mx2

7MHzのみスイープ、カウンターポイズ無し

7MHzのみスイープ、カウンターポイズ有

前回と同一条件の結果を下記に並べて比較してみました。
左が前回、右が今回の再測定結果

結果を見ると、前回とまったく同じではりませんが、傾向は同じだと思います。 おかもちを置いた場所が異なる影響でしょう。従って測定ミスでは無いと思われます。カウンターポイズでの変化がごくわずかなのが気になりますが、導通試験をしたところ導通していたので断線ではないと思います。むしろ、おかもちが既に容量結合でグランドになっていると思います。これはFBな結果です。
結果
>① 前回取得したデータが誤っている可能性がある?
→ 間違っておりませんでした!!問題無し。
>② ローバンドでの詳細データ取得
→ しっかり取得しました。
>③ おまけでカウンターポイズ付きの測定
→ おかもちグランドが有効(断定できませんが・・)
細かく見ていくときりが無いので、現時点においては7MHzに特化して考えていきたいと思います。 7MHzの結果(マーカー[1])を見るとほとんど同じ結果です。
実測1回目: Z=102-j120
実測2回目: Z=80-j113
MMANA: Z=6.14ーj348.04
ここでは、一旦MMAANの結果は忘れて、2回目の実測値をベースラインにしてロッド単体では共振できない7MHzにチューニングできる方法を考えたいと思います。
つづき→
① 前回取得したデータが誤っている可能性がある
② ローバンドでの詳細データ取得
③ おまけでカウンターポイズ付きの測定
朝早くに起きてコマーシャル前に公園に行ってきました。
天気はFBです。今回の試験とは直接関係ないですが、カウンターポイズ線も付けた簡易な試験をしました。

アップ! 先日作った撮影フードも忘れずに持ってきました。

まず、前回測定した結果です。
測定環境
① おかもち内蔵5.6mロッドアンテナ(40センチはおかもち内)
② 公園の石のオブジェ(地面から50cm高)の上に乗せる
③ アース、カウンターポイズ、などはなし
(おかもち自体はアースシート並みに面積がありますが・・)
④ NanoVNAはVAJさん推奨設定(HF~50MHz帯)
⑤ ロッドアンテナとNanoVNAは
50センチ長のBNC-BNCケーブルで接続

実は若干気になる点がありました、7MHzの場合、波長に比べてロッドが短いので、R部分はもっと小さな値になるはずだと思ったのです。 NanoVNAのスクリーンショットの[1]がおおよそ7MHz付近です。こちらの結果は、Z=102-j120を示しています。おかもちシャーシ(G)などの値は入れていません。
そこで、MMANAでシミュレーションしてみました。値が近ければ安心できます。しかし、そこで得られた結果は、Z=6.14ーj348.04でした。


実測: Z=102-j120
MMAAN: Z=6.14ーj348.04
全く異なる様に思えます。
実測値を優先させるべきだとは思いますが、何か測定を間違えたのかと思うようになりました。そこで、再測定をしてみました。
測定環境(2回目)
① おかもち内蔵5.6mロッドアンテナ(40センチはおかもち内)
② 公園の地面に直置き
③ アース、カウンターポイズ、なをありと無し
④ NanoVNAはVAJさん推奨設定(HF、7MHzのみ)
⑤ ロッドアンテナとNanoVNAは
50センチ長のBNC-BNCケーブルで接続
『全バンドスイープと7MHzのみスイープの2パターン X カウンターポイズあり無しの2パターン合計4パータン』での測定をしています。
前回と同様のNanoVNA設定で測定条件も同じ(置き場が違うだけ)

前回と同様のNanoVNA設定でカウンターポイズ10mx2

7MHzのみスイープ、カウンターポイズ無し

7MHzのみスイープ、カウンターポイズ有

前回と同一条件の結果を下記に並べて比較してみました。
左が前回、右が今回の再測定結果


結果を見ると、前回とまったく同じではりませんが、傾向は同じだと思います。 おかもちを置いた場所が異なる影響でしょう。従って測定ミスでは無いと思われます。カウンターポイズでの変化がごくわずかなのが気になりますが、導通試験をしたところ導通していたので断線ではないと思います。むしろ、おかもちが既に容量結合でグランドになっていると思います。これはFBな結果です。
結果
>① 前回取得したデータが誤っている可能性がある?
→ 間違っておりませんでした!!問題無し。
>② ローバンドでの詳細データ取得
→ しっかり取得しました。
>③ おまけでカウンターポイズ付きの測定
→ おかもちグランドが有効(断定できませんが・・)
細かく見ていくときりが無いので、現時点においては7MHzに特化して考えていきたいと思います。 7MHzの結果(マーカー[1])を見るとほとんど同じ結果です。
実測1回目: Z=102-j120
実測2回目: Z=80-j113
MMANA: Z=6.14ーj348.04
ここでは、一旦MMAANの結果は忘れて、2回目の実測値をベースラインにしてロッド単体では共振できない7MHzにチューニングできる方法を考えたいと思います。
つづき→
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㉓ おかもち無線機 NanoVNAで再測定
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