㉔ おかもち無線機 7MHzマッチングボックス 検討
- 2021/06/13
- 14:03
現在のおかもち無線機にはFC-50アンテナチューナーが搭載されています。
整合範囲が狭いため、現時点では、特殊な環境を除いて10MHz以下の整合がとれません。
14MHz以上に関しては、ロッドの長さが1/4λ以上あるので全く気にしていません。ロッドの調整でどうにかなります。
特に14MHzは1/4λバーチカルとして安定していています。
7Mhzをどうにかしないといけません。
そこで、FC-50の後にさらにアンテナ整合回路を入れてみようと思った次第です。FC-50無しでSWRが下げられれば、FC-50は、おかもちの置場が変わった際の微調整や保険として存在すればOKという事になります。

ロングワイヤー用のATUで強引にというやり方もありますが、急ぎすぎると終わってしまうので、もう少し遊んでみたいと思っています。(ロングワイヤー用のATUがおかもちに入らないサイズという理由もありますww)
さて、前回のNanoVNAでの結果は下記の通りです、

(7.0-7.2MHz、カウンターポイズ無し)
マーカーを入れ忘れたので読みにくいですが、7MHzの結果はおおよそZ=80-j113です。
SmithV4.1を使ってZ=50になる回路を探します。
Smithフリーソフトについては『皆空の中で..』さんが詳しく紹介されております。ありがとうございます。
DP1がスタート地点です。TP2へはキャパシタンスの並列挿入で移動、TP3にはインダクタンスの直列挿入でZ=50に移動しています。

導き出された回路部分をアッープ! まじラクチンです。

おまけでSWRの範囲を緑線で入れてみました。 現状ではSWRが5ですね。FC-50の整合範囲はSWRが3までになりますので、厳しいと思われます。(ロングワイヤータイプのATUではないけど、もう少し範囲を広げて欲しかった) LCを入れる事で、SWRが1になるはずです。(いつものパターンで、計算通りにはいかないんですよね。きっと。笑;)

2.2uHのコイルを直列に入れて、アンテナ側に51.3pのコンデンサを入れればOKという解になりました。
LCを入れ替えたタイプも考えたのですが、あわよくばLを少し大きくすれば3.5MHzまでチューニングできるのではないかと甘い事を考え、まずは上記のタイプにしようと思います。
FC-50でチューニングできるSWR3の範囲で妥協するのも手かなとは思います。例えば、インダクタンスだけでSWRの改善すると下記の様になります。
2.5uのインダクタンスを直列に入れた状態で、SWRは2以下になります。(あとはFC-50に任せてしまうというのもアリ)

SWRを緑線で入れました。

ということで、次回は、整合回路を作ってフィールドで試してみようと思います。
宿題ですw
下記を作ってフィールドで試す!
ではでは! GL 73

つづき→
整合範囲が狭いため、現時点では、特殊な環境を除いて10MHz以下の整合がとれません。
14MHz以上に関しては、ロッドの長さが1/4λ以上あるので全く気にしていません。ロッドの調整でどうにかなります。
特に14MHzは1/4λバーチカルとして安定していています。
7Mhzをどうにかしないといけません。
そこで、FC-50の後にさらにアンテナ整合回路を入れてみようと思った次第です。FC-50無しでSWRが下げられれば、FC-50は、おかもちの置場が変わった際の微調整や保険として存在すればOKという事になります。

ロングワイヤー用のATUで強引にというやり方もありますが、急ぎすぎると終わってしまうので、もう少し遊んでみたいと思っています。(ロングワイヤー用のATUがおかもちに入らないサイズという理由もありますww)
さて、前回のNanoVNAでの結果は下記の通りです、

(7.0-7.2MHz、カウンターポイズ無し)
マーカーを入れ忘れたので読みにくいですが、7MHzの結果はおおよそZ=80-j113です。
SmithV4.1を使ってZ=50になる回路を探します。
Smithフリーソフトについては『皆空の中で..』さんが詳しく紹介されております。ありがとうございます。
DP1がスタート地点です。TP2へはキャパシタンスの並列挿入で移動、TP3にはインダクタンスの直列挿入でZ=50に移動しています。

導き出された回路部分をアッープ! まじラクチンです。

おまけでSWRの範囲を緑線で入れてみました。 現状ではSWRが5ですね。FC-50の整合範囲はSWRが3までになりますので、厳しいと思われます。(ロングワイヤータイプのATUではないけど、もう少し範囲を広げて欲しかった) LCを入れる事で、SWRが1になるはずです。(いつものパターンで、計算通りにはいかないんですよね。きっと。笑;)

2.2uHのコイルを直列に入れて、アンテナ側に51.3pのコンデンサを入れればOKという解になりました。
LCを入れ替えたタイプも考えたのですが、あわよくばLを少し大きくすれば3.5MHzまでチューニングできるのではないかと甘い事を考え、まずは上記のタイプにしようと思います。
FC-50でチューニングできるSWR3の範囲で妥協するのも手かなとは思います。例えば、インダクタンスだけでSWRの改善すると下記の様になります。
2.5uのインダクタンスを直列に入れた状態で、SWRは2以下になります。(あとはFC-50に任せてしまうというのもアリ)

SWRを緑線で入れました。

ということで、次回は、整合回路を作ってフィールドで試してみようと思います。
宿題ですw
下記を作ってフィールドで試す!
ではでは! GL 73

つづき→
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